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ロッドエンドベアリング
HRT-E シリーズ
ロッドエンド・無潤滑型
ボディ クロムモリブデン鋼・亜鉛メッキ
レース 410 ステンレス鋼
ボール 440C ステンレス鋼
ライナー TFE
  


形式番号 主要寸法 無負荷
回転トルク
静定格荷重(kN)*3 静破断
荷重
(kN)*3
疲労
荷重
(KN)*3
質量
( g )
φB
(H7)
φD W H F TH L α
(度)
ラジアル アキシャル*2
HRT3E 3 16.0 7.0 5.25 30.0 M3x0.5 10.0 18 0.06〜0.68

(0.6〜6.9
kgf・cm)
3.62 1.96 4.51 0.73 25
HRT4E 4 18.0 9.5 7.75 35.0 M4x0.7 16.0 16 6.27 3.53 7.84 1.27 30
HRT5E 5 20.5 11.0 8.75 39.5 M5x0.8 16.0 15 10.29 5.09 12.84 2.10 35
HRT6E 6 M6x1.0 14.51 18.14 2.99
HRT8E 8 23.0 8.25 46.0 M8x1.25 29.0 14 0.12〜1.13

(1.2〜11.5
kgf・cm)
26.77 5.29 33.44 5.54 40
HRT10E 10 26.0 12.5 10.75 47.0 M10x1.5 8 37.65 6.76 47.07 7.84 65
HRT12E 12 34.0 16.0 13.25 62.0 M12x1.75 37.0 10 62.46 8.33 78.06 12.94 126
HRT14E 14 36.0 17.0 14.25 64.0 M14x2.0 38.0 8 82.96 9.02 103.65 17.25 140
HRT15E 15 38.0 18.0 65.0 11 100.71 9.70 125.81 20.98 165
HRT16E 16 39.0 19.0 15.25 66.5 M16x2.0 39.5 10 195
HRT17E 17 41.0 20.0 72.5 M16x1.5 42.0 12 101.40 10.29 126.70 21.08 220
HRT18E 18 43.0 16.30 79.5 M18x1.5 46.0 10 120.62 12.16 150.72 25.10 250
HRT20E 20 45.0 22.0 83.0 M20x1.5 50.0 13 121.30 12.84 151.61 25.20 290
HRT22E 22 52.0 19.30 86.0 M22x1.5 51.0 6 0.23〜1.80

(2.3〜18.4
kgf・cm)
156.21 15.10 195.25 32.55 450
HRT25E 25 70.0 35.0 25.30 105.0 M24x2.0 59.0 15 300.08 20.88 375.10 62.56 1150
HRT28E 28 75.0 110.0 M27x2.0 62.0 14 283.70 23.24 354.60 59.13 1500
HRT30E 30 78.0 37.0 26.30 120.0 M30x2.0 65.0 271.93 24.81 339.89 56.68 1800
※許容誤差=φD : ±0.50、 W : +0 -0.13、 H :±0.13、 F:±0.5、 TH:JIS 2級、L:±0.7 (単位:mm)
○テフロンライナーはレース内径面に接着されています。
○ご注文の際は在庫の確認が必要です。
  *2: スフェリカルベアリングの静定格荷重またはアキシャル・プルーフロードのいずれか小さい方の値
  *3: ボディ材質を630(CRタイプ)にすることにより 荷重性能を上げることが可能です。

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荷重用語の説明
3ピースロッドエンドベアリングは通常インサートされているスフェリカルよりもボディの方がクリティカルなため、荷重性能はボディの強度で見積る必要があります。
静定格荷重 ロッドエンドの性能を損なうことなく適用できる荷重をいい、ボディ材料の降伏強さを用いて見積ります。 この荷重を超えて使用した場合にはボディに永久ひずみが残り、回転調子等に影響を与えることがあります。
静破断荷重 これ以下の荷重ではロッドエンドボディが破断しない荷重をいい、ボディ材料の引張り強さを用いて見積ります。
アキシャル・
プルーフロード
この荷重をアキシャル方向に静的に負荷したとき、スフェリカルが動くことなく耐えうる荷重をいいます。
疲労荷重 100%〜10%の繰り返し引張りの疲労試験で50,000サイクルに耐えうる荷重をいいます。
■荷重性能の見積りについて
3ピースロッドエンド・ボディ頭部の最少断面積
ボディの静荷重下での破断は 通常 下図 A部で起こります。 一般的にシャンクは A部に比べて強度的には余裕を持っていますが 形状によってはシャンクの方が弱くなることもあるため、A部最少断面積(B.S.A.)と シャンク部の最少断面積(S.S.A.)の強度を比較検討する必要があります。
上図 A 部、ボディ頭部の最少断面積は
 となりますが、
 で概算できます。
 BBは左図寸法を用います。
シャンクの断面積
シャンクの断面積は次式によって計算します。
雄ねじの場合
雌ねじの場合
許容応力
許容応力は各種の実験をもとに下表を用いております。
ボディ材質 静破断荷重 静定格荷重 疲労荷重
4340
HRC39-42
1171N/mm2
(119.5kgf/mm2)
937N/mm2
(95.6kgf/mm2)
372N/mm2
(38.0kgf/mm2)
4130
HRC36-42
1068N/mm2
(109.0kgf/mm2)
855N/mm2
(87.2kgf/mm2)
309N/mm2
(31.6kgf/mm2)
ロッドエンドベアリングの疲労破壊
通常、静荷重による破壊と同様に 上図 Aで起こりますが、形式によっては首下やシャンクで起こることもあります。 特に疲労は局部的な応力に著しく左右されるため、ツールマーク等があると高い応力集中により、この点を起点として亀裂が進行し、疲労破壊が起こりやすくなります。
3ピースロッドエンドのアキシャル性能
通常ステーキングの強さで決まります。
スフェリカルが破損する荷重はアキシャル・プルーフロードよりも高く、通常1.5倍以下では問題は起こりません。 しかし 荷重が振動または衝撃等の場合にはスフェリカルがアキシャル・プルーフロードより低い荷重で動き出すことがあるため、動荷重下ではアキシャル・プルーフロードの 1/3以下でご使用ください。
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